マメ科

ハマエンドウ

和名の由来は、浜辺に生えて、エンドウマメに似ているからで、日本各地の海岸に分布する海浜植物です。

 

日当たりのよい砂地や、岩場などによく見られます。草丈は高くなく、地表面に沿って茎を伸ばし、這い広がります。

 

花がスイートピーに似ていて美しいので、家庭で栽培されることもあるそうです。

 

若い実や芽は食用になりますが、弱い毒成分を含むため過食は禁物ですし、必ず煮炊きして熱を通す必要があります。

 

鹿が食べてしまったのか、花を見たのは1度だけでしたが、とてもきれいな色だなと思いました。


センダイハギ

黄色の大きな蝶のような花をつけ、海岸や草地に生えます。

 

名前の由来としては、

①仙台に分布するからという説

②歌舞伎の「先代萩」にかけて付けられたという説

③船を修理する台(船台)の周辺に咲く萩という説

があります。

 

ワッカ原生花園(網走)では、6月中旬頃にこの花がたくさん咲くそうなので、今度見に行きたいと思っています。

 

高さ 40-80㎝


リシリゲンゲ

日本固有種で北海道の利尻島などに分布し、岩場や草地などに生えます。

 

絶滅危惧種に登録されており、とても貴重な花です。

 

黄白色をした蝶のような小さい花をいくつかつけます。

 

色は違いますが、レブンソウに似ています


レブンソウ

北海道の固有種で、特に礼文島に分布します。

 

赤紫色をした、10個ぐらいの蝶のような花をつけます。

 

根際から生える葉は鳥の羽のように見え、全体的に白い綿毛があるのが特徴です。


カラフトゲンゲ

北海道の高山や海岸の岩場に自生します。主に礼文島、大雪山、日高山脈で見られます。

 

花の色は紅紫色です。

 

レブンソウに似ていますが、この花は下向きに咲きます。

また、毛も少ないです。

 

カラフトに咲くゲンゲということから、この名が付きました。


チシマゲンゲ

カラフトゲンゲの仲間で、この花も下を向いて咲きます。

 

礼文島や、北海道の高山などに分布しています。

 

 

 


シュミットソウ

サハリン原産のゲンゲの仲間です。

 

淡い藤色の花を咲かせます。

 

 


シャジクソウ

葉が車輪の軸のようについているので、この名がつきました。


山地の草原や、海岸の岩場などに生えます。


全体的にやわらかい毛が生えています。


シロツメクサやアカツメクサの仲間です。


高さ 15-50cm

花期 7-8月

別名 カタワグルマ、アミダガサなど