漢字で書くと「白毛菊葉鍬形」となります。「シラゲキクバ」とは、全体が白い毛に覆われて、葉が菊の葉に似ていることから付きました。「クワガタ」とは、兜についている鍬形を意味するそうです。
北海道に分布し、特に礼文島で多く見られます。薄紫色と白色のものがこの植物園で見られます。
別名「シロバナモウズイカ」といいます。
ヨーロッパ原産で、戦後帰化し、現在では北海道の江差町に多く咲くことからこの名が付きました。
同種の花として、白色と黄色がありますが、白色のものを「エサシソウ」と呼びます。
真っ直ぐに茎が伸び、下から上に次々と清楚で可憐な花を咲かせます。
5角形の蕾も可愛いです。
開花期間が1~2日と短いのが残念です。
高さ 50㎝
千島列島のウルップ島で、最初に発見されたことからこの名が付きました。
別名は「ハマレンゲ」です。
礼文島と本州の中部山岳地帯に分布し、高山の砂礫地に生えます。
雪どけの後すぐに花を咲かせます。花は下から咲きます。
氷河期からの、貴重な遺産だと言われている花です。
高さ 10-20cm
花期 5月下旬-6月上旬
ヨーロッパ原産ですが、漢字では「姫雲蘭」と書き、別名は「ウンナンカズラ」です。
6~8月に咲き、開花期間は長いですし、葉もとても可愛い姿をしています。他方、岩の隙間からでも生えるたくましい花です。
花の形が面白いですし、2つの黄色い模様が目のようで、宇宙人のように見えてしまいました。
ヨーロッパなどに分布します。
岩場に自生し、小さい花が群生する様子を唐草模様に見立てて、この名が付きました。
白色、淡紅色、淡紫色があります。
ロックガーデンや鉢植えなどで人気のようです。