北方領土やサハリンなどに分布します。
開花時期は6-8月です。
エゾウスユキソウともいい、礼文町の「町花」に指定されています。開花時期は7-9月です。
「アズマギク」には様々な種類がありますが、その中でも高山型がこれです。漢字では「深山東菊」と書きます。
東アジアと北海道~中部地方以北の高山帯の乾いた磯地や草地に生える高山植物です。
北海道では平地に咲いていることもあります。
花の中心は黄色、周りは薄紫色が多いようですが、ピンクががったものもあります。
ほとんど普通の菊のようなので、これが高山植物とは気づきにくいかもしれませんね。
葉の形がヘラ形で、向かい合って生え、ウサギの耳に似ていることからこの名前が付きました。
別名「キングルマ」ともいいます。
氷河時代からずっと生き残ってきた高山植物なのだそうです。
花言葉は「愛嬌」。その言葉通り、とても可愛らしい花だなと思いました。
漢字で赤花除虫菊と書きます。蚊取線香などの殺虫剤の原料にされたことから、この名前が付きました。
シロバナムシヨケギクに比べ、ベビレトリン含量が少ないため、薬用としては用いられていませんが、化粧品の原料としては使われているようです。
今は花が美しいので、主に鑑賞用として栽培されています。
この植物園では、このように真っ赤な花は珍しいので、とても目を引きました。
高さ 50-60㎝
花径 4-7㎝
別名 ペルシアジョチュウギク
花言葉 一人になりたい
葉のふちが細かく切れ込んでいることで、この名前がつきました。花は黄色、白、ピンク、紅などがあります。
薬草としての用途は広く、葉は歯痛、偏頭痛対策に使われました。最大の用途は傷薬であり「止血草」、「血の草」などと呼ばれていました。また、乾燥して粉にし、タバコの代用品にすることもあったようです。
エゾノコギリソウは、可愛らしい花が密集していて、とてもきれいだなと思いました。
キタノノコギリソウは軽やかに風になびいて、爽やかな雰囲気でした。
原産地は北アメリカ。漢字で「糸葉春車菊」、また「糸葉波斯菊」と書きますが、この名は葉が細長いことに由来しています。
コスモスに似ているので、別名「宿根(シュッコン)コスモス」とも言います。
ガーデニングで利用されることも多い花です。
フサフサとした緑の葉の中に、鮮やかな黄色のこの花がたくさん咲いている姿がとてもきれいでした。
礼文島の二並山を由来に、この名がついたことからわかるように、礼文島の岩場などに自生する花です。
別名が「フタナミタンポポ」となっていて、タンポポに似ていますが、葉には切れ込みがなく、光沢があるという特徴があります。
盗掘で減少しており、貴重な花です。
高さ 10-20㎝
花径 4-6㎝
峠に生えるフキの意味で、大きな葉がフキの葉に形が似ていることからこの名が付きました。
トウゲブキの葉は、厚くて艶があり、縁がギザギザで茎の下部にあります。
真っ直ぐ伸びる茎は、50-80㎝になり、1つの茎先にいくつかの黄色の花をつけます。
北海道から本州の中部地方にかけて分布する花です。
高さ 30-80㎝
花の咲く様が、多くの紫色の花をつけることから、タムラサキソウ(多紫草)→タムラソウになったという説がありますが、はっきりしません。
アザミの花とよく似ていますが、アザミと違って葉にトゲがありません。また、アザミは夏、タムラソウは秋の花です。
本州、四国、九州に分布し、山地や草原、道端などにも咲いています。
この植物園の中では、比較的大きくて、存在感のある花です。
北海道から本州に分布し、道端や林の中に生えます。丈は1mぐらいの花です。
ヒヨドリが鳴くころに開花し、3-4枚の葉が輪生しているので、この名が付きました。
白くて長い花柱が飛び出ていて、これがおしべだという説と、めしべだという説の両方があります。
「フジバカマ」や「ヒヨドリバナ」に花がよく似ていますが、葉が違い、ヨツバヒヨドリの葉は、裂けずに3-5枚輪生するという特徴があります。
若葉は天ぷらにすると美味しくいただける山菜の一種です。
枝の先にたくさん花をつけます。
母子草(ハハコグサ)に似ていて、山に生えることからこの名(山母子)が付きました。
カサカサした白い花弁のように見えるのは、総苞片といい葉が変化したもので、中央の黄色いところが花です。
葉や茎は白い綿に覆われ、花が終わりの頃には黄色の花が茶色に変化します。
山菜としても食され、薬用にも用いられる花です。
花の形を小さな車に見立て、浜に生えるのでこの名が付きました。
別名「エゾオグルマ」です。
夏に北国の海岸の砂浜で自生します。
稚内の海岸でもよく見られる花です。人の背丈ほどもある大型の花で、茎が太く、葉も多くて厚く光沢があり、たくましい花という感じがします。
高さ 30-120㎝
花径 3-5㎝
春~秋に山野の草地で、花茎先端に多数の頭花をかたまって咲かせます。
根出葉はロゼット状に地表に広がり、地上の葉は線形で細長く、先は少し尖っています。
名の由来は母子草に対して付けられたといいます。
高さ 8-25cm
花径 2-3㎝程
ヨーロッパ原産の渡来植物です。
稚内では、野原や道端に生え、馴染みの草花です。
橙色の花が目を引き、全体的に黒毛が生えています。
高さ 10-30㎝
別名 エフデギク
北海道やサハリンに分布し、海岸の岩の裂け目などに生えます。
サハリンの地名であるピレオからこの名が付きました。
葉は肉質で、へら形をしており、羽状に深く裂けていて、裂片の縁には粗いぎざぎざがあります。
高さ 10-30㎝
花径 3-6㎝
別名 イワギク、エゾソナレギク
小さいハマギクの意味からこの名がつきました。
草丈の割には花は大きく、葉はやや厚みがあり、幅の広い卵型で5つに浅く裂けています。
高さ 10-20cm
花径 3-5cm
花期 9-10月